茶わん絵馬 お焚き上げ神事
アリタセラでは茶わん供養の一貫として毎年「茶わん絵馬 お焚き上げ神事」を執り行っています。
茶わん供養「茶わん絵馬 お焚き上げ神事」
<本年度の開催日時>
令和6年2月22日(木)11時〜
アリタセラ 南館 「茶わん神輿」前
茶わん供養について
アリタセラのシンボルとして南館に常設展示している「茶わん神輿」は、焼きものの神様として親しまれる「陶山神社」の分霊が座す御神体です。陶磁器を扱う商社が集うアリタセラでは、焼きものへの一年の感謝の気持ちを込め、毎年11月に開催している「有田のちゃわん祭り」にて、陶山神社宮司による「茶わん供養神事」を執り行っています。
アリタセラでは、ちゃわん祭り期間中だけでなく、一年を通じて皆さまからの「茶わん供養奉納」を承っております。
欠けや割れなどにより役目を終えたご愛用の茶わんをご持参いただき、茶わんの形をした「絵馬」に御霊を移し、感謝の言葉を書き添えて、御神体「茶わん神輿」の傍の「絵馬掛け処」にご奉納いただけます。
お焚き上げによる供養
お焚き上げとは、御霊を移した絵馬など魂の宿ったものを浄火で焚き上げ、祓い清める儀式です。
ご奉納いただいた茶わん絵馬は、有田焼卸団地協同組合が責任を持って保管し、陶山神社にてお焚き上げをしていただいておりましたが、広く皆さまにもご参列いただけるよう、アリタセラにて「茶わん絵馬 お焚き上げ神事」を執り行うことといたしました。
日々使う器への感謝の気持ちを込め供養することは、厄災消除の身代わり祈願となり、さらには代々に渡り食べることに困らない子孫繁栄にご利益があるとされます。
アリタセラへお越しの際は、ぜひ茶わん神輿にご参拝ください。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご来場の際はマスクの着用にご協力ください。
供養後の茶わんの再利用への取り組み
お納めいただいた茶わんは、丁寧に供養させていただいた後、廃棄処分としておりましたが、今後はその有効活用を考え、「べんじゃら」と呼ばれる細かいチップ状に加工したものを、アリタセラの植栽足元のグランドカバー材として再利用する試みを始めました。役目を終えた茶わんが、有田焼産地らしい景観材料として生まれ変わります。